NANO MRNAについて

昨年は、mRNA創薬を主体とする新たなビジネスへの転換を行い、社名もNANO MRNA株式会社へと変更しました。

研究開発につきましては、mRNA創薬を駆動するパートナリングや研究開発人財の拡充を進めつつ、創薬活動を無事に離陸、本格稼働させ、花王とのアライアンスに加え、新設致しましたmRNA IPGユニットからも、既に新しいアイディアによるプロジェクトが生み出されてきています。IPGモデル2年目となる本年は、これらに関するIP（知的財産権）を確実に取得するとともに、協業などをドライバーに新たなシードを拡充し、IP創出サイクルから今後も次々とIPが創出される状態へと導き、mRNA医薬創出力で first tier 入りが目指せる段階へステップアップを果たします。

従来から進めておりますmRNA医薬RUNX1につきましては、医師主導治験の開始に向けた当局との相談を進めており、この過程で、今後のmRNA医薬の研究開発のためのノウハウも一気に蓄積できています。またTUG1 ASOの臨床試験がいよいよ開始されます。難治がんに対する新たな治療法と期待されており、医師主導治験も着実に進むものと考えております。これと並行して、導出活動に取り組んでまいります。

引き続き当社活動にご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
　
末筆ではございますが、本年が皆様にとって良い年となりますよう祈念いたしております。